最初に 圧電 スピーカーを 使って 音楽を 鳴らす サンプルを 試します。 好みの メロディを 構築 させて 興味を もって もらうのが 目的です。 具体的には 以下の 手順で 進めます。
・ まず ファイル ⇒ スケッチ ブックから 最初の サンプル スケッチを 開かせます。 そのまま 読むのが 困難な 場合は メモ帳に プログラムを コピー させます (Ctrl+a、 Ctrl+c、 Alt+Tab、 Ctrl+vなど)。 生徒が 分かって いる 場合には、 直接 INOファイルを 編集 させるのも 良いかも しれません。 最初なので 適宜 手助け して、 生徒間の ペースを 整えます。
・ ファイルを 開いた 後に NVDAでも 読ませつつ プログラムの 内容を 順に 説明 します。
> スラッシュが 2つ 続いた 後は コメントで プログラムには 影響 しない 説明文で ある ことを 伝えます。 この 説明文を コメントと 呼ぶ ことや 「コメント アウト」と いう 言葉などを 教えるのも 良いでしょう。
> 定数名が 数値を 意味 する ことを 理解 して いるか 確認 しつつ 進めます。 プログラムの 基本と しての 「定数」 「変数」の 話が したく なる ところですが、 難しい ことは 言わずに 「文字が 数字の 値を 意味 する」のような 説明に とどめて おきます。 変数は 次の サンプルで 出て きます。
> tone()は 音を 鳴らす 命令で、 その 後に delay()と いう 命令が 必要な ことを 教えます。 適宜 英語の 意味なども 説明に 入れると 良いでしょう。 生徒の 様子を 見て 難しく 感じて しまいそうならば、 これらの 命令で 1つの 音を 鳴らす、 と いった 程度の 説明でも 構いません。 これらの 編集を 後ほど して もらう ことも 伝えます。
・ Arduinoの ボードに 圧電 スピーカーを 接続 させます。 赤を デジタル 10番に、 黒を GNDに 接続 させます。 ここは 「自分で 挿す」 ことに 重点を 置いて ください。 ただし、乱暴に 扱って 壊して しまわないよう、 ゆっくり 触るよう、 分からない ことが あったら 聞くよう 指導 して ください。 「高価な もので ある」と 最初に 伝えて おく ことも 重要です。
・ 接続が 終わったら、 Ctrl+Uを 押させ、 サンプル スケッチを コンパイル & アップロード します。
・ モバイル バッテリーなどが あれば、 コンピュータから 外して 単体で 実行 して みます。 単純な オルゴール的な ものですが、 プログラムが 転送 されて 中で 動いて いる ことを 実感 して もらいます。
・ サンプル プログラムが 動いたら、 音階を 自由に 組み合わせて 自由に メロディを 作って もらいます。 ここで 比較的 多くの 時間を 割いて、 成功 体験を して もらいます。 この 作業は 最後に 持って くる 構成も 良いと 思います。
・ 音楽の 才能の ある 生徒さんには、 何か 課題曲を 与えても 良いでしょう。
・ 進度の 早い 生徒さんや 音楽の 素養の ある 生徒さんには 音の 長さも 変えさせます。 delayの 値を 調整 して 「間」を 作る ことも 試して もらいます。
スピーカーの 接続の 際には、 「USBコネクターを 上に 向けて 置いて、 右側の 一番 上の バナナジャックが デジタルの 10番 ピンです」 「その 下が GNDです」と いった 声掛けで 説明 します。
プログラムの 説明時、 tone() メソッドは 3つの 引数を 持つ ことを 生徒に 合った 言葉で 説明 します。 「カッコの 中に 3種類の 値を カンマで 区切って 書く」 「1番目の 値は ピン番号、 これは すべて 同じなので 2行目で 10(番)に なるように して ある」 「2番目の 値が 周波数、 数字が 大きいほど 高い 音」 「3番目の 値は 音の 長さ、 これも サンプルでは 同じ 値に して ある」など 適宜 かみ砕きながら 説明 します。