晴眼者へ 何かを 教える 場合、 概念図などを 描きながら 「ここは こう」 「それは そこに 書いて ある」などと 指示語 満載で 内容を 伝える ことが 多いと 思います。 「ここ、 そこと いった 指示語を 使わない」と いうのは 視覚 障害の 生徒さんに 教える 際に まず 意識 しなくては いけない ことですが、 そうは 言われても 細かい 表現に 気を 配るのは 慣れないと 難しい ものです。
それより 「相手が 目の 前に いるのでは なく、 遠方に 居て 音声だけで 教えて いると 仮定 する」 方が シンプルで 効果的です。 電話で 物事を 教えて いるような 状況を 想像 して ください。 年代的に 通じない 方も 多いかと 思いますが 「ラジオ 講座」だと 思えば 良いのです (NHKの 語学 講座でも 良いですね …)。 ただし、 図が 描かれて いる テキストを 共有 して いる 状態では なく、 相手は 何も 持って いないと 思いましょう。 もちろん 実際には、 合成 音声で 読み上げられる コンピュータ内の ファイルや 点字 資料、 触図 資料などを 用意 して 同時に 利用 して いるので そんな ことは ないのですが、 「基本的に 言葉だけで すべてを 伝えると いう 姿勢」が、 解説を 丁寧に させます。 実際、 触図などは 全体から 細部に 至るまで 説明を しないと、 生徒は 何が 描かれて いるのか 理解 するのに 苦労 します。 丁寧に 言葉で 解説 する ことは 重要です。